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キッチン設計-作業寸法-

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作業寸法のお話のまえに、まずキッチンの配置には、動線の考え方が大切です。
*コラム 2008.12.20 「キッチン設計-作業スペース-」をご参照下さい。
http://interiorworks.blog39.fc2.com/blog-entry-344.html

一般的なキッチンの作業は、冷蔵庫又はパントリー→準備台→ シンク → 調理台 → コンロ → 配膳台、そして食卓へという流れです。
右利きのかたは、これらの作業が右流れでできると良いですね。
利き腕側に回るように、キッチンを配置すると良いです。
左利きのかたは、逆の考えかたで左流れが適します。

ただし好みは人により違いますので、キッチンプランを決める前には、右流れか左流れが使い勝手が良いのか、ショールームなどで実際に確認することをお勧めします。
その作業流れに合わせて、冷蔵庫、シンク、コンロ等各台の配置を決めていきます。

作業寸法についてですが、冷蔵庫、シンク、熱源を結ぶ三角形をワークトライアングルと言い、その総和は、3,600㎜~6,000㎜が使い勝手が良いとされています。
さらに食器棚・配膳台をもう1つの要素に取り入れ、ワークスクエアと考えた方が良いという提案があります。
日本料理では、お料理を食器に盛りつけるという作業はとても重要です。

作業するときに大人1人が必要な幅は60cm(肩幅寸法)です。
ワークトライアングルやワークスクエアの1辺は120cmが必要です。
冷蔵庫とシンクとの距離は120~210cm、シンクとコンロとは120~180cm、コンロと冷蔵庫とは120~270cmが標準とされます。その範囲でキッチンを配置しますと、その合計は3.6mまでが適当だと言えます。

また最近のキッチンのワークトップの高さは85cmが主流になっていますが、85cmは155~160cmのかた向けに考えられています。(身長÷2+5㎝=ワークトップ高さ)
過去のキッチン設計の際コンロと配膳台の高さは、この身長から割り出した高さ寸法から10㎝低めに設定することが多いです。

システムキッチンのビルトイン式コンロは、殆どコンロ面とワークトップとが同じ高さになってます。
しかし、五徳の分だけ高い鍋を乗せる高さがワークトップよりも高いのです。
そこでワークトップと五徳上の高さを合わせるために、ワークトップよりもコンロ面を五徳の高さ分(5㎝)を下げると作業台とコンロとの間の鍋の移動が楽になります。
(最近では、段差式を取り入れているシステムキッチンメーカーもあります。)

深い鍋を頻繁に使う場合には、コンロ面は低い方がよく、ワークトップよりもコンロ面を10~15cm低くする方が良いです。

参考までに、独立型のパントリー(食品庫、上右写真)の収納棚寸法ですが、下から50㎝程度は開けて、高さ30cm~40cm間隔に棚板を天井まで取り付けます。
奥行は浅いほうがよく、15cmと30cm前後の2種類があると便利です。
写真のように一目で見渡せるパントリーが便利ですね。

キッチン設計の際には、動線はもちろんですが作業しやすい寸法(高さなど)、机上の数値だけでなく、実際に使うかたの使い勝手を十分考慮してプランすることが大切です。

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