2008-12-03 (Wed)


-ニーディックのシアーカーテン-
従来はドレープカーテンの脇役の感があったシアーカーテンですが、最近ではその種類は豊富になり、住空間の多様性や嗜好の個性化を伴い、ウインドウトリートメントの主役になることも少なくありません。
二重にかける場合、室内側はドレープカーテン、窓側にシアーカーテンというスタイルが一般的ですが、特に窓からの視線が気にならない場合は、シアーカーテンのみ吊ったりまたシアーカーテンを二重にして柔らかなテクスチャーを楽しまれても良いですね。
直線構成が多い現代の住まいでは、とても表情豊かな室内空間となります。
機能的ではありますが無機質なブラインドや無地系のロールスクリーンが設置されている場合、窓のプロポーションに合わせてシアーカーテンの生地をかけることで洗練された雰囲気になります。
特に海外のシアーカーテンは、綿や麻など天然素材を取り入れているものが多く、また色・柄・素材の美しいものが多いです。(国内のものは、ポリエステルが主流。)
代表的なシアーカーテンの種類と特徴ですが、
・ボイル…ポリエステルなどを平織りにしたもの。薄地で透け感がありシンプルなデザインですがドレープ性の美しさが魅力です。カラーバリエーションも豊富。
・オーガンジー…極薄手の平織り。ボイルよりさらに透け感が強く、シャリ感が特徴です。プリントや刺繍など、様々なデザインが楽しめるのが特徴。
・エンブロイダリーレース…ボイルなどに刺繍で柄を施したもの。裾に刺繍をした絵羽柄。
・オパールプリント…透明な部分と不透明な部分を、化学的作用により作り出したもの。
・ケースメント…太めの糸でざっくりと織られた、ボリュームのある質感が特徴です。和風テイストにも合わせやすいです。主に一重で用いられます。
