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リフォーム・リノベーション&インテリアデザイン専門会社の美空間デザイン㈱のインフォメーションブログです。

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有機的空間デザイン

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何か物事を突き詰めてゆくと、自然界のシステムに辿り付きます。
私は好んで有機的空間、シークエンスという言葉を多用しますが、本来デザインは目には見えない部分への配慮から生まれるものだと思います。
表面的な装飾だけではなく、人の琴線に触れる繊細なデザイン、空間の中に豊かさはあるのだと思います。

20代の頃は、奇異的なものや斬新な形や素材がデザインなのだと勘違いしていました。(短期的スパンの商品では、この発想は良いのですが。)

建築家アントニン・レーモンド氏のように際立った才能を持つ建築家は、創作活動を支えるモラルである建築理念を掲げています。
(五原則)

アントニン・レーモンド氏の言葉を借りると、発展至上主義や流行を追いかける表層的なデザインとは一線を画し、永久に生成発展を行う自然を規範とすることはとても重要なことです。

自然はとてもシンプル。単純で且つ豊かな住空間を設計するためには、有機的というキーワードを理解しなくてはいけません。
(シンプルな空間設計ほど、プロの力量が問われます。)
そして、いかに流動的な空間を設計するか。シークエンスの基本概念です。
時間と生活を内包させた住空間に、この概念を吹き込んだ時に生命感のある有機的空間となります。

有機的空間は関係性、様々なインテリア要素のバランスが重要です。
素材と素材の関係はもちろんのこと、住まいの内側と外側の関係、そして住まいと住まう人の関係、そして目に見えるデザインと目に見えないデザイン哲学の調和的関係。(調和的な比率、プロポーション、フォルム。)
実際に空間設計する際は、空間のフォルム、ディメンション(寸法)、スケール、光、色彩、そしてテクスチュアのエレメントで表現します。

単なる四角い箱の連続空間には、生命を育む場として魅力を感じません。
本来、住まいは”巣”なのですから、有機的なデザインであるべきという考えはベースにあります。

有機的な空間設計を得意としたフランク・ロイド・ライト氏の建築デザインを例え模倣しても、その設計コンセプトの背後にある建築哲学を理解できないと形だけの模倣になってしまいます。
今この時代に、改めて彼が本来継承したかった建築哲学を空間から読み取り学び、現代の住まいづくりに生かすべきだと感じます。

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