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リフォーム・リノベーション&インテリアデザイン専門会社の美空間デザイン㈱のインフォメーションブログです。

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原風景

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私にとって住まいの原風景は、子供時代の夏休みを過ごした祖父母の家です。
父方母方共、20代近く続く旧家と言われる佇まいの民家でした。
(祖父母の躾が厳しく、昔からのお作法を教えられた時期です。)

また生活用品なども代々受け継がれているものが多くあり、普段住んでいる両親との家と正反対でしたので、子供心に好奇心が刺激され楽しかったことを覚えています。

私たち兄弟が遊びに行くと、いつも手の込んだお料理を作ってくれた祖母、そして、家の中にいても森林浴をしているような開放的な空間でお食事できたことを今になってすごく贅沢なことだったと感じています。

日本の古民家は、地域の気候風土と先人たちからの生活に合わせ受け継がれてきたのでしょうね。
間取りなども暮らしかたの理に適っていますし、空間に可変性があり、また材料を無駄にしない合理的な一面もあります。

そして、本来日本文化はおもてなし文化ですので、戦後欧米化が進み、日本の住文化から合理的ではないと捨てられた部分には、生活の智慧が詰まっていたのだと思います。

合理性を求めた結果、合理的ではない住文化になったのは大変皮肉なことです。

住文化の再構築、東洋と西洋の融合、そして深刻化を増す環境問題などを考えたときに、いつも原風景である茅葺きの祖父母の家と、その中で繰り返されてきた暮らしかたが思い出されます。

-古きを訪ね新しきを知る-
温故知新の言葉通り、心象風景である古き日本の家、暮らし方には現代かかえている様々な問題を解決するための原理原則があるのではないでしょうか。


新潟県十日町市松代在住、建築デザイナーのカール・ベンクス氏のサイト。
古民家再生を手がけられています。以前見学に伺った時に祖父母の家を思い出し懐かしくなりました。日本伝統建築の素晴らしさの再発見もありました。
http://www.k-bengs.com/

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